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北の無人機、韓国大統領府上空を約20秒飛行

北の無人機、韓国大統領府上空を約20秒飛行

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 転載
金真明(キム・ジンミョン)記者
記事入力 : 2014/04/03 09:58


先月24日に京畿道坡州に墜落した北朝鮮の小型無人偵察機は当初伝えられていたのとは異なり、ソウル市内の大統領府のすぐ上を飛行して接近撮影していたことが明らかになった。

本紙が2日、北朝鮮の無人機が撮影した写真の一部を単独入手して分析したところ、無人機は事前に入力された経路に沿って坡州の近くから写真撮影を開始し、大統領府と景福宮のすぐ上を高度約1キロで飛行していたと推定された。

この写真のデジタル情報を分析した結果、無人機は大統領府の南東にあるソウル市鍾路区仁寺洞方面から西北に移動しながら、大統領府の敷地とその周辺の写真を撮影していたことが分かった。

写真の専門家らは「無人機の推定速度は時速100キロ程度のようだ。大統領府上空を20秒ほど飛び、大統領府春秋館と秘書室の建物、大統領執務室がある本館のすぐ上を順に横断している。途中で高度を上げたり下げたりはせず、同じ高度で飛んでいる。カメラのズーム機能は使われていないが、遠隔操縦が可能かどうかは写真だけでは分からない」と話している。

これまで軍当局は非公式ながら、北の無人機は大統領府に接近しておらず、写真も鮮明ではなかったと説明してきた。しかし、今回の写真で見たところでは、北朝鮮が大統領府を目標にして無人機を飛ばし、偵察・作戦計画を立てた可能性が排除できなくなった。北朝鮮が偵察ではなく、大統領府を標的とした自爆テロ用に無人機を飛ばしたとしたら、なすすべもなくやられるしかなかった恐れもある。今回発見された無人機は偵察用とはいえ、改造・発達させれば自爆用に使用することもできる。

軍当局はまた、坡州に墜落した無人偵察機の機体から無人機のシリアル番号と推定される2桁の数字を発見、機体が型枠を使って大量生産されたものだということも確認した。このため、軍当局は北朝鮮がこうした無人機を数十機量産した可能性が高いと暫定的ながら結論付けているという。

無人機の調査に携わった関係者は同日、本紙のインタビューに「無人機に装着されていたパラシュートは8回折り畳まれていた痕跡があった。無人機はこれまで計8回にわたり試験飛行や作戦を実行した可能性が高い」と語った。

国防部(省に相当)の調査によると、無人機の機体はレーダーに捉えられないようなプラスチックの一種「ポリカーボネート」で、少なくとも3-4年前に作られた可能性が高いという。政府関係者は「これらの点を総合すると、韓国が衛星を通じて北朝鮮の地域を一つ一つ監視しているのに対抗するため、北朝鮮は数年前から無人機を使って韓国の主要軍事施設や安保施設を偵察してきた可能性が高い」と述べた。


<筆者所感>

今回の無人機事件の報道を聞いて筆者は映画「ボーン・レガシー」の一場面を思い出した。米軍の無人攻撃機プレデターが主人公を抹殺すべく遠く離れた山岳地で対地ロケット攻撃を行うものだが、興味深いのはパイロットとセンサー技術者は安全な基地内のコクピットに座り、無人機から無線で送られてくる可視映像や赤外線映像を基にあたかも実機のように操縦していることである。

もっとも、最新の航空機は旧来の航空機と違い、いわゆる「ドライブ・バイ・ワイヤー」方式で操縦され、機体を制御するラダーやフラップ・エルロンといった機構と操縦桿は物理的には連結されていない。ワイヤーとは通信線の意味であり通信ケーブルや光ケーブルを意味する。すなわちパイロットが操る操縦桿と機体の姿勢を制御する機能部品とは双方向通信で連結されている。この部分を双方向無線で置き換えればパイロットと機体が何千キロメータ離れていても良いわけで、パイロットは自身を戦闘の危険に曝すことなく攻撃が可能になる。

無人航空機の意味の英語「Unmanned Air Vehicle」からUAVと呼ばれるこの飛行機は前出のプレデターの様に、機銃、対地ロケット等を装備し高度な軍事通信網を使って制御される無人攻撃機のほかにも、いわゆるラジコン飛行機程度のサイズのUAVも提案されており、局地的な戦闘地域の、偵察、小型爆弾を搭載した自爆攻撃(無人機なので無線誘導小型爆弾)等の使用法も模索されている様だ。

近年では機体の位置情報を正確に計測するGPS装置や遠隔操縦の目にあたる小型カメラも簡単に入手できるし、ラジコン技術と組み合わせればアマチュア技術でも比較的容易にこの種のUAVは開発できるだろう。

小型UAEの開発例動画(再生30分~35分頃)


ちなみに日本はこの種の技術の最先端を走っており、農薬散布用の無人ヘリコプターや山間地の送電線の監視や施設支援無人ヘリコプターとしてすでに実用化している。

翼長が2~3m程度のラジコン飛行機の機体は、紙・軽量木材・プラスティックで製造されるので、小型であることと非金属のレーダ反射係数が非常に低いことから軍事用レーダで捕捉するのは困難である。

続報によると搭載燃料から逆算して航続距離が60kmか70km程度という事だが、日本国内におけるラジコン飛行機のコントロールに使用できる電波の強さや変調形式は電波法により規定され。したがって飛行可能範囲は電波の届く距離で制限され直径で1km程度となっている。しかしお得意の無法国家の北朝鮮であるから電波法は無いだろうし、電波の強さを約100倍にすれば100kmの範囲ならコントロール可能と言う計算になる。

また、北朝鮮の軍事境界線からソウル近辺までGPSを使った自立航法で飛行し、目標近辺に待機している協力者(スパイ)に操縦を受け渡す方法等も考えられる。コントロールやフィードバックする電波には、韓国国内に張り巡らされた携帯電話用の回線を利用する方法等も考えられ、不遜かも知れないが無線技術者としては非常に興味深い。

いずれにしても、韓国の首都ソウルと軍事境界線が近すぎるのが最大の脅威であることは間違いない。南北朝鮮国家に平和統一する意思が無いのなら韓国は遷都を急ぐべきだ。もしソウル近辺に観光や出張で出かける旅行者が上空に飛来するラジコン飛行機を見かけたら最大の注意を払わなければならないだろう。

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tag : ラジコン 無人攻撃機 北朝鮮

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通信機器の高周波回路・部品の研究開発に携わって来た技術屋のブログです。現在は個人経営の技術コンサルタントを営んでおります。
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最近「ドローン」の無線応用技術についてスタディーを始めました。自動配達の為の自律飛行を補助する衝突防止レーダ等、興味深い分野です。
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​「ドローン」墜落事故が散見される中、現在は「航空法」に依って規制され、ラジコンによる「目視飛行」が許可されている様ですが、安全飛行の為には無線通信の確保が大前提となります。
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