第6話:日本人嫌いの常務
S電子の技術屋と仕事をしていると日本人(日本企業)嫌いな人間が多い。特に常務クラスの技術役員に日本人嫌いな人間が多い事に気づく。S電子の常務は全体で500人以上いると思われ日本企業で言えば部長クラスと言った所か。年齢的には40代後半から50代前半である。
現在この様な人たちが決定権を握っているので日本の部品会社、素材会社は営業的に苦戦を強いられる。なぜ日本企業嫌いになったかを考えてみると以下の様な事が推察される。
今でこそ例えば携帯電話部品は韓国国内で内製化できる様になり、またS電子自体も世界に冠とする大企業となったが、携帯電話黎明期の十数年前はそうでは無かった。主要部品は殆ど日本企業の供給に頼らざるを得なく、また見方を変えれば完全に部品会社の売り手市場だった。そんな中で当時担当課長クラスの彼らはなんとか日本企業に頭を下げマネージメントし業績を拡大していったのだろう。
韓国内では頂点をなすS電子の従業員は超エリートであり、また部品供給業者は家来だと思っている彼らが家来に頭を下げるなどと言うことは相当の屈辱でありストレスだったのではないか。多分当時の日本業者は、売り手市場でもあり韓国顧客に対し横柄な態度をとった事もあるのではないか。
日本人の感覚からすれば、仕事の為には下請け業者であろうと頭を下げるのも当然だと考えるのが普通だが、韓国社会の中では考えられない様である。
円満な取引関係を築こうと思ったら決して彼らのプライドを傷つけてはならない様だ。
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現在この様な人たちが決定権を握っているので日本の部品会社、素材会社は営業的に苦戦を強いられる。なぜ日本企業嫌いになったかを考えてみると以下の様な事が推察される。
今でこそ例えば携帯電話部品は韓国国内で内製化できる様になり、またS電子自体も世界に冠とする大企業となったが、携帯電話黎明期の十数年前はそうでは無かった。主要部品は殆ど日本企業の供給に頼らざるを得なく、また見方を変えれば完全に部品会社の売り手市場だった。そんな中で当時担当課長クラスの彼らはなんとか日本企業に頭を下げマネージメントし業績を拡大していったのだろう。
韓国内では頂点をなすS電子の従業員は超エリートであり、また部品供給業者は家来だと思っている彼らが家来に頭を下げるなどと言うことは相当の屈辱でありストレスだったのではないか。多分当時の日本業者は、売り手市場でもあり韓国顧客に対し横柄な態度をとった事もあるのではないか。
日本人の感覚からすれば、仕事の為には下請け業者であろうと頭を下げるのも当然だと考えるのが普通だが、韓国社会の中では考えられない様である。
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