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第18話:女衒プロジェクト

女衒(ぜげん)とは江戸時代に貧困に仰ぐ百姓や町人の子女を買い女郎として郭に売り飛ばす事を生業としていた者たちを指す言葉である。

明治時代に入り人身売買禁止法が制定され姿を消したと言われるが実質的には昭和の世まで残存していたらしい。もっともニュース等を観れば中国では現在でも活躍している様だ。日本では昔、いわゆる被差別階級の子女が郭に売られ年期があければ普通の町人になれると言う若干救われる側面もあったらい。

さて私が勤務していたS電子日本研究所には名称は忘れたが仮にXプロジェクトと言うリクルート専門部隊が在った。日本語が堪能な韓国人駐在員が10人ほど在籍し本社の要求を受け、また日本の人材紹介会社等も使って日本人技術者のリクルートにあたっていた。

日本研究所は純粋に研究開発活動をする研究所であっが、Xプロジェクトが在ったフロアーだけは何か怪しげな雰囲気で一般の研究員は近づき難かった様だ。私たちは陰で彼らを女衒プロジェクトと呼んでいた。

2000年代初頭は外資系と言ってもやはり韓国系企業への転職は敬遠されていた雰囲気があり、すべてでは無いだろうが技術屋としては都落ちしていくと言う思いがあったと感じる。たとえば在籍していた企業が自分が携わっていた事業を縮小するとか、そうでなくとも自分の将来のポストが見えないとかで、仕方なく転職する技術者が多かったと思う。

当時日本企業が撤退した技術を韓国系企業が人材ごと買い取った後、やはり4~5年後には韓国でも撤退せざるを得なく泣く泣く退職に追い込まれた技術屋を何人も見ている。

そんな中でXプロジェクトは毎年数十人の日本人技術屋をスカウトし韓国本社に送り込んでいた。彼らには年間何人という設定目標(ノルマ)がありとにかくノルマを果たすのに汲々としていたようである。

当然本社側も韓国内の優秀技術者を集めているので、日本からリクルートした人材に満足する事も少なく、またコミニュケーション問題もあるので日本人技術屋の3年後の定着率は3割にも満たなかったそうである。

Xプロジェクトの仕事は日本人技術者のリクルート専門であり、韓国本社入社後定着するかは本人任せと言うことで、入社前の美辞麗句を信じて韓国赴任した日本人技術者が何か条件が違う等で文句を言っても何の対応も出来なかったという泣き言を何回も聞いた。

日本国内での技術者の転職でもリスクが伴うのに、隣国とはいえ反日感情が厳しく、また完全競争社会の韓国企業の中で家族を守り生き残っていく為には相当な覚悟と実力と順応能力がなければならないと思うのだが、S電子内でそんな覚悟の日本人転職者にはあまり会わなかった様な気がする。

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通信機器の高周波回路・部品の研究開発に携わって来た技術屋のブログです。現在は個人経営の技術コンサルタントを営んでおります。
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最近「ドローン」の無線応用技術についてスタディーを始めました。自動配達の為の自律飛行を補助する衝突防止レーダ等、興味深い分野です。
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​「ドローン」墜落事故が散見される中、現在は「航空法」に依って規制され、ラジコンによる「目視飛行」が許可されている様ですが、安全飛行の為には無線通信の確保が大前提となります。
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またRFD-Labホームページに掲載した技術解説記事のPDF抜粋も併せて掲載しますのでご興味のある皆さんは参照して下さい。

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