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第27話:ベンチマーキング

ベンチマーキング(Benchmarking)とは製品・サービス・プロセス・慣行を継続的に測定し、性能の良い競合他社やその他の優良企業の性能と比較することである。韓国でのみ、韓国側による文化や技術の盗用や剽窃行為を誤摩化すために公文書やマスコミに於いても歪曲した形でこの「ベンチマーキング」あるいは「ベンチマーク」という言葉が公然と使われているので注意が必要である。[ウィキペディア転載]

さて、筆者がS電子日本研究所に入社した1997年当時の話である。日本研究所の建物が完成してまだそれほど時が経てなく、従って所内の各研究室とその人員も大分足りなっかった時代であり、当時も盛んに韓国本社側からの要請を受け人材募集活動を行っていた。

筆者が所属する無線関連の研究室も例外ではなく、当時はほんの数名で運営せざるを得ない状況であった。その頃筆者の入社に前後して入社してきたJ君のエピソードである。

J君は技術部門は日本に在るが製造部門はすべて東南アジア等の海外に置くという当時では比較的有名な通信機器会社から転職してきた30代前半の高周波回路技術者である。

当時某衛星電話システムの開発プロジェクトに参加していたS社の携帯端末開発の高周波部分を担当する事になった我々は、筆者がアンテナ及びフロントエンド回路、J君がIF回路を担当し、本社との技術打ち合わせでたびたび韓国出張したのだった。

数箇月も経ち、筆者の担当する部分は順調に開発が進み顧客もほぼ満足していたのだが、J君のIF回路部分はなかなか顧客に満足してもらえる状況にはならなかった。元々筆者の担当分野は本社内にも専門技術者が希少だったため日本研究所へ外注開発に出したのだが、IF回路については本社にも技術内容を熟知している技術者も多く、色々技術的な意見の対立もあったのだろう。終いにはJ君は「本社の技術者はバカ者ばかりだ」と言い出す始末で気まずい雰囲気の中、結局彼はは半年足らずで退職して行った。

J君とは何度か一緒に韓国出張に出かけたのだが、筆者は彼の奇妙な行動に気づいていた。出張時にはカード支払いできない場合に備えて日本円を一応現地通貨に交換する。普通はまあ数万円程度を両替して余ってもまた今度の出張時に使えばいいやと思うのだが、彼は4~5千円単位で両替し、帰国時には小銭に至るまで一々全て日本円に再両替して帰って来る。まるでもう二度と韓国には来ないぞと言うような振る舞いだと私は感じていた。

さて問題はここで終わらなかったのである。J君の退職に伴い、入社時に支給された筆者の古いPCに代わりに彼が使用していた新型のPCを譲り受けることになり、J君の不要なDATAを整理し私好みに設定し直していた時のことである。私はメーリングソフトにアウトルックを使用するのであるがJ君も使用していたらしい。

メールデータを入れ替えようとしたのだが彼の消去し忘れたメールデータが大分残っていたのに気がついた筆者は「ふんふんメールを消去しないで退職したのか、ちょっと覗いて見るか」と中身を見てみると驚いた事に受信箱・送信箱にはJ君が以前勤務していた会社の元上司である技術担当常務との日々のやりとりがゴッソリと残っているではないか。

内容は当時進行中の仕事の技術内容をはじめとし、S社本社と日本研究所の関係、現状の陣営規模・技術力に対する見解に至るまで実に緻密に報告してあった。日付を調べると彼の入社当時からこのやりとりは始まっていた。筆者はあわてて人事担当責任者を呼びつけ、その事実を見せその後の対処について申し送りしたのであった。

彼がどんな目的で入社したのかは今となっては不明であり、人事担当部署の調査結果も明確には聞けなかったが、メールのやりとりを見る限りでは元の上司の命令を受け半年程度の期限付きでS電子及び日本研究所のベンチマーキングに来たとしか思えないのである。

ベンチマーキングと言えば韓国企業のお家芸だが、当時のS社及びS社日本研究所にそこまでして逆ベンチマーキングする価値が在ったのだろうかと誠に腑に落ちない一件であった。

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通信機器の高周波回路・部品の研究開発に携わって来た技術屋のブログです。現在は個人経営の技術コンサルタントを営んでおります。
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最近「ドローン」の無線応用技術についてスタディーを始めました。自動配達の為の自律飛行を補助する衝突防止レーダ等、興味深い分野です。
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​「ドローン」墜落事故が散見される中、現在は「航空法」に依って規制され、ラジコンによる「目視飛行」が許可されている様ですが、安全飛行の為には無線通信の確保が大前提となります。
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またRFD-Labホームページに掲載した技術解説記事のPDF抜粋も併せて掲載しますのでご興味のある皆さんは参照して下さい。

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