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サムスン勝訴困難か?

サムスン勝訴困難か?米特許訴訟で賠償額めぐり攻防
[ソウル聯合ニュース] 2012/08/17

米カリフォルニア州連邦地裁で行われているサムスン電子と米アップルの特許訴訟で、サムスン電子は16日(日本時間17日)、特許を侵害したと判断された場合の賠償額を減らすための証拠や証言を出し始めた。複数の米メディアが報じた。

アップルはサムスン電子に対し、25億ドル(約1982億円)の損害賠償を求めている。

サムスン電子は同日の審理で、アップル側が提示している損害額について同社がサムスン電子の利益推定額として挙げている数字にはマーケティング費用や市場調査費、研究・開発費などの支出が含まれていないと主張した。

またサムスン電子はアップルが2011年4月の提訴以降、特許侵害があったとされるスマートフォン(多機能携帯電話)によってサムスン電子が上げた利益はアップルの主張する22億4000万ドルではなく5億187万ドルだと指摘。アップルがサムスン製のスマートフォンが存在しなかった場合の利益を大幅に水増ししているとした。

さらにアップルの供給制約のため、サムスン機器が存在しない場合でも「iPhone(アイフォン)」とタブレット型多機能端末「iPad(アイパッド)」の販売に限界があるという研究・調査結果を示したほか、損害査定の根拠にしているスマートフォンの価格にも問題があると主張した。

これに対し、アップルの弁護人はサムスン側に関連会計資料を渡すことは可能かと尋ねた。サムスン側は「そうだ」と答弁した。

同訴訟を担当するルーシー・コー判事は、この日の審理前、両社に対し「そろそろ現実的な妥協をする時期だ」と強調したという。


<筆者評>
9月末に判決が言い渡されるという米国のアップル・サムスンの知的所有権争いでサムスンの分が悪いようだ。

アップルは意匠(デザイン)でサムスンは通信方式特許で争っているようだが、通信方式等の端末のハードウェアに係る特許所有権よりも、製品デザインに係る意匠特許の方がインパクトが大きい。基本的にハードウェアに係る特許については今後幾らでも代替え案の採用が可能であるが、意匠の方は代替えの考案は難しいからである。

先発のアップルiPhoneの意匠デザインは、デザイナーの好みというよりは、消費者がスマートフォンをいかにスマートに使いこなせるかと言うマン・マシンインターフェースに基づいた当然の結果であり、後発のサムスンは新しいマン・マシンインターフェースを提案しない限りアップルを模倣するしかない。すなわち、アップルのデザインは使用者の手のサイズ・指の位置・握り方・身体のどの位置で使用するか等々を最適化したデザインであるはずだからである。

したがって後発のサムスンはアップルの意匠特許を回避したければ、より優れたマン・マシンインターフェースと共に新しいデザインを提案すべきであって、その能力がないのならアップルに特許料を支払ってアイフォンデザインを模倣すれば良いのである。

おそらくアップルデザイン模倣に関する良識ある技術者の危機感はサムスン内部でも開発初期には在ったのだろうが、訴訟合戦になれば行ける所まで行って最悪の場合賠償金を支払えば良いというお得意の主張に押し切られたのだろう。

アップル・サムスンは世界各国で同様の訴訟合戦を行っていて、韓国各紙は例によって一企業の問題に国を挙げてサムスンが勝訴し数千億円の賠償金を受け取りそうだと自慢していたが、この記事の文脈をみると逆の結果になりそうだ。ただし相変わらず本質をごまかす体質は変わらないらしく、記事タイトルは「サムスン勝訴困難か?」となっている。むしろ「サムスン敗訴濃厚か?」が事実であるようだ。

いずれにしても米国訴訟合戦の結果は今後のサムスンのスマートフォンの世界戦略に大きな影響を及ぼすことになり注目である。

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通信機器の高周波回路・部品の研究開発に携わって来た技術屋のブログです。現在は個人経営の技術コンサルタントを営んでおります。
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最近「ドローン」の無線応用技術についてスタディーを始めました。自動配達の為の自律飛行を補助する衝突防止レーダ等、興味深い分野です。
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​「ドローン」墜落事故が散見される中、現在は「航空法」に依って規制され、ラジコンによる「目視飛行」が許可されている様ですが、安全飛行の為には無線通信の確保が大前提となります。
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