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一事が万事

歩道すらまともに整備できない建設大国
2013/02/08 朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 引用

韓国で道を歩いていると、歩道ブロックが崩れている様子をしばしば目にすることがある。国土海洋部(省に相当)の調査では建設業の競争力が世界7位の国が歩道ブロックすらまともに整備できず、工事のやり直しを行うという状況が数十年間続いてきた。設置された歩道ブロックは高さがばらばらだ。欧州では中世時代の石畳が今でもきれいに残っており、日本では雨が降っても水たまりができないほどすき間なく工事を行うが、韓国の歩道ブロックは使い捨て扱いだ。

朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長は2011年、就任式で「異常がない歩道ブロックは交換しない。不必要な予算は削減する」と述べ、歩道ブロックとの「戦争」を宣言した。昨年には「歩道ブロック10対策」を定め、手抜き工事を行った施工業者には即刻発注を取りやめる制度を導入した。

ソウル市はこのほど、さらに踏み込んで、2015年までに歩道ブロック工事の回数を現在より30%減らすことを決めた。工事許容期間も1年のうち半年に制限する計画だ。今後は歩道ブロック工事は4-6月、9-11月しか行えなくなる。ソウル市はさまざまな工事で歩道を掘り返すことがないように工事日程を統合管理する方針を固めたほか、歩道を破損した当事者が工事費を負担する条例の制定も検討している。5月には歩道ブロックの品質、施工法の向上を目指した「ソウル歩道ブロックエキスポ」を開催する予定だ。

李衛栽(イ・ウィジェ)記者


<筆者所感>

筆者も韓国出張の際に常々感じていて何時か記事にしようと考えていた。記事にもある様に韓国内の歩道ブロック工事は本当に手抜き工事である。建築土木に関しては素人であるが、日本や欧州のそれと比較すると耐久年数にして百~千倍以上劣ると感じる。

S電子お膝元の水原市も都市開発が盛んで、徒歩で通勤する際にも歩道の舗装工事が頻繁に行われていた。注意深く見ていると歩道の舗装材料は基本的に赤レンガブロックで、一度整地した後に砂を敷き詰めその上にレンガブロックを数ミリメートルの間隔で敷き詰めて行く。敷き詰め終わった後で一面に再度砂を捲き先ほどのブロックとブロックの間に砂を充填して完成する様だ。これはこれで多分舗装し終わった後に雨等で歩道に水たまりが出来ない様な、つまり水はけを良くする工法なのであろう。

しかし工事終了後の整備された平らな赤レンガ舗装の歩道は数か月と持たず、その後は其々のレンガが四方八方に曲がった凸凹した歩き難い歩道と化してしまう。歩道と歩道の間は所謂バリアフリーにはなっていない事も相まって、とても車椅子の身体が不自由な人たちが移動出来る場所ではなくなる。また一つのブロックが何らかの理由で欠落すると、連鎖反応で周辺のブロックも倒壊、剥がれ落ち大きな穴まで空く始末である。

原因を考察してみると、やはり旧態然としたヤンバン(貴族階級)を頂点とした職業の貴賎意識が現在も色濃く残る韓国儒教社会の影響が最も強いのだろう。昔の韓国社会では技術者も含めて所謂手や技術の蓄積を使って物を造る職人は一番賤しいとされていたらしい。従って職人の仕事に手間賃以外の価値、例えば品質とか希少価値などを評価しない社会と言える。

ブロック職人も社会から認められない自分の仕事に対する品質よりも、如何に受注工事に手を抜いて儲けるかを考えれば、当然基礎工事の手抜き、ブロック間隔を広げての材料節約、平坦度を気にしないスピード工事に走るわけで、数か月後に穴が空けばもう一度仕事の機会が増えてラッキーだ位の感覚であろう。

翻って日本を見ると、江戸時代から面々と引き継がれる所謂職人文化が現在でも生きている。また「手に職」と言う言葉にも代表される様にその様な職人の技術が社会から認められているとも言える。建築・土木業界について言えば、例えばビルを建設する際の鉄筋工・型枠工・鳶職等の職人の技術ノウハウが完成後の建物の品質(耐震性等)に大きく影響するのは間違い無いし、また彼らも建物の基礎工事部分の品質に大きな自信と誇りを持っているに違いない。

記事タイトルに建設大国と言う表現があるが、「一事が万事」である。歩道の舗装もまともに出来ない韓国建設業界など恐れるに足りない。韓国建設会社が建設したパラオのKBブリッジ崩落事件や、都市伝説かもしれないがマレーシア、クアラルンプールのペトロナスタワー(ツインタワー)のS建設担当タワーが傾斜している件などを見聞きするにつけ、日本の建築技術の品質と工事担当職人の職人魂に敬服すると共に、まだまだ行けるぞ日本を再認識する筆者なのである。

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通信機器の高周波回路・部品の研究開発に携わって来た技術屋のブログです。現在は個人経営の技術コンサルタントを営んでおります。
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最近「ドローン」の無線応用技術についてスタディーを始めました。自動配達の為の自律飛行を補助する衝突防止レーダ等、興味深い分野です。
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​「ドローン」墜落事故が散見される中、現在は「航空法」に依って規制され、ラジコンによる「目視飛行」が許可されている様ですが、安全飛行の為には無線通信の確保が大前提となります。
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