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第36話:君の韓国語、小学生みたい!

筆者はS電子日本研究所を退職した後、韓国L電子の中央研究所の技術顧問を一年間勤めた。同じ韓国の電子企業の中でもS電子と微妙に雰囲気が異なり貴重な職場体験であったのだが、その後何かの御縁で、日本の某アンテナ部品メーカーの韓国駐在所の技術顧問を依頼され二年ほど韓国に駐在した。このアンテナ部品メーカーはS電子の携帯電話用の内蔵アンテナを量産納入する業者であった。

携帯電話用の内蔵アンテナの性能は、アンテナを内蔵する携帯電話構造自体と密接に関係し、また海外の仕向地毎に使用周波数と通信方式が異なるので発売機種毎に新しいアンテナの最適化設計が必要となる。

携帯の機構デザインモデルと仕向地対応を組合わせれば年間数百に及ぶアンテナの開発をタイムリーに新規開発する必要があり、S電子は水原事業所内にアンテナ開発ラボと言う組織を作り、そこに外注アンテナ業者からの出向開発部隊を常駐させていた。

P部長は出向開発部隊の営業担当と言える人物で40代半ばの韓国人である。彼は日本語も上手に話し日本人技術部隊との連絡業務や中国にある製造部隊との納期折衝などに活躍していた。

P部長も私もヘビースモーカーで、事務所階段の踊り場にある喫煙所でよく一緒になり、世間話をする間に親しく話をするようになった。

P部長が話す日本語はかなりの物で、日本側との電話連絡にしても意志疎通には問題ないレベルであった。しかし日本人の私から観ると敬語社会の韓国人にしてはかなりぶっきらぼうな話し方であり、聞こえてくる電話対応はこちらがヒヤヒヤする程の場面も度々あった。

しかし私も含め大多数の日本人がそうであるように、どうせ外国人が話す日本語であるから、多少言い回しがおかしくても、敬語がうまく使えなくても、韓国訛りの発音でも許容範囲であり問題ありだと思う事は無い。

しかし日本語の対外的な公式文書などは失礼があっては許されないので、何度も筆者が代筆や添削をしてやったものである。

ところが、韓国人のP部長にとっては私の話す韓国語は多少我慢ならないレベルだったらしい。

ある日いつものように喫煙場で雑談をしながらタバコを吸っていると突然P部長に、筆者さんの話す韓国語は小学生が話す韓国語みたいですね!と真面目に指摘されてしまったのだ。内心おまえの日本語もな!とムカっと来たのは言うまでも無いのだが争っても仕方ないので笑って誤魔化した。

筆者の意識としてはS社との技術的な話も、種々の交渉事もこの韓国語でやってきたし、プレゼン資料等の書類も全部韓国語で済ませて来た手前、内心チョット赤面し戸惑ったのは間違いない。後でS社の友人に、僕の韓国語は本当に通じているのか聞いてみると、全然問題ないよと言う返事であったので安心したのであった。

問題ないレベルが兎に角会話が成り立っているレベルなのか、あるいはネイティブから見て上手に聞こえるのかはいまだに判らないが、相手の欠点・間違いをズケズケと指摘し改善を要求する韓国人気質と、実質的に問題なければ許容する日本人気質の差を見せつけられた小さな出来事であった。

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通信機器の高周波回路・部品の研究開発に携わって来た技術屋のブログです。現在は個人経営の技術コンサルタントを営んでおります。
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最近「ドローン」の無線応用技術についてスタディーを始めました。自動配達の為の自律飛行を補助する衝突防止レーダ等、興味深い分野です。
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​「ドローン」墜落事故が散見される中、現在は「航空法」に依って規制され、ラジコンによる「目視飛行」が許可されている様ですが、安全飛行の為には無線通信の確保が大前提となります。
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またRFD-Labホームページに掲載した技術解説記事のPDF抜粋も併せて掲載しますのでご興味のある皆さんは参照して下さい。

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